警察日記の作品情報・感想・評価

「警察日記」に投稿された感想・評価

AS

ASの感想・評価

4.2
小さな町に暮らす人々の悲喜交々を織り成す群像劇。
ユーモア溢れる筆致ではあるが、女性たちの生きづらさや孤独が顕在化、貧困の窮状が炙り出される側面も。
我が子との別れの場面は落涙不可避
mie38

mie38の感想・評価

4.0
警察官の優しさと人情深さを描くストーリーでとても良かったです。
2019/04/05 新文芸坐
hrt2308

hrt2308の感想・評価

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ずっと観たかった作品。

1955年作品。
福島・磐梯山麓の町の警察署を舞台とした群像劇。森繁久彌が人間味あふれる巡査を好演している。監督・久松静児としても代表作。

盗みを疑われた男(伊藤雄之助)、親に捨てられたされた幼い姉弟(姉は二木てるみ!)、違法の就職斡旋で売り飛ばされそうになった娘(岩崎加根子)、売り飛ばそうとした女(杉村春子)、バーの女給(小田切みき)、万引き・無銭飲食の母子(千石規子)、、、など警察署には様々な人たちが連れてこられる。

警察官たち(森繁、三國連太郎、殿山泰司、十朱久雄、、)は親身になって彼らに対応する。割烹旅館の女将(沢村貞子)が姉弟を世話したり、町の人たちの何と素朴で親切なこと。

違法就職斡旋の管轄も警察、労働基準局などが取り合ったり、地元出身の大臣(稲葉義男)の凱旋を大騒ぎで迎えたり、エピソードが満載。

登場人物は個性豊かで一人として規格にはまった人は出てこない。当時はまだ色んなことが確立してなかった。そして、決定的なのは日本全体みんな貧しかったということだ。その社会的不備をお互いに助け合っていたということだ。

東野英治郎、三島雅夫、多々良純、左卜全、飯田蝶子、坪内美子、宍戸錠など多彩な出演者。子役の二木てるみの無垢な表情に自然に涙が出てしまう。

珠玉の人間ドラマ。
1人として記号的な人間がいない。
会津磐梯山の唄を背景にど田舎の街(村?w)を舞台として、そこに住む人々のちょっとした事件に関わる警察官たち(森繁久弥、三国連太郎ら)の奮闘記?

当然この年代なのでモノクロ映画、意外なのは日活の製作ってこと
冒頭のクレジットだけ見てたら東宝か松竹かな?って思っちゃう、まだ五社協定とかなかった頃なのかな?
日活カラーが全然なくて、出演者が名優揃いで今から見るとすごい面子
唯一日活らしい名前は宍戸錠!(頬が膨らんでないw)この作品が銀幕デビュー作らしい

内容は群像劇っぽい、舞台となるのが大昔のど田舎だけあってのどかでおおらかで、、、
今の警察のイメージとは全然違う、クラスの班長?委員長?みたいなイメージ
やっかいごとを持ち込まれて困るんだけど放っておけず、何かと世話をやく、みたいな
でもお堅い感じじゃないの、融通が利く、人情が通じる時代

昔のど田舎すぎる描写が微笑ましくて好き
冒頭からいかなりバスの運ちゃんに酒を進めて、じゃあ一杯だけってw
火事が起きて消防車が出動しても、ポンコツでちょっと進んでは止まっちゃう、歩いた方速いレベル、終いにはみんなで車を押して駆けつけるww

主なエピソードは森繁久彌が担当する捨て子の姉弟、三國連太郎が担当する身売りされそうな娘(岩崎加根子)あたりが中心

なんかど田舎が舞台で三島雅夫がいるので『台風騒動記』を思い出した、それのブラックさ控えめで人情のあるお話
その三島雅夫含めやっぱり脇役が凄すぎる!
警察関係では殿山泰司、十朱久雄、織田政雄、宍戸錠
子役では二木てるみ、警察に厄介になる岩崎加根子、杉本春子、伊藤雄之助、千石規子
街の人々で東野英治郎、沢村貞子、左卜全などなど

こういう映画好きです!日常の中にあるちょっとした事件、それをユーモラスに温かく描く作品、その中にも現実を織り込んでどこかしんみり、やるせなさな余韻を残す点も良し!
山田

山田の感想・評価

3.7
面白かった
古き良き時代の苦しくて虚しい一面を垣間見た。
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