筋肉少女帯の同名曲の元ネタなので観たいと思っていた作品。
カビとキノコに覆われた無人島に漂流した男女7人。浜に打ち上げられた難破船にはわずかの食料と“マタンゴ”と名のつけられたお化けキノコが。「キノコを食べるな」という謎のメッセージを発見するが、飢えに苦しんだ仲間の一人が島のキノコを口にしてしまう。
前半はほとんどキノコ人間は出てこないけれど、ラストでは無数のキノコ人間たちが現れて、なぜだか知らんけど襲いかかってくるところが愉快愉快。
キノコ人間になるリスクがあっても空腹を満たさざるを得ないという極限状態がリアルで恐ろしい。
最後に主人公は狂ってしまったのだろうか。
昭和の風情が感じられる怪奇映画だった。