コーディー

ビューティフル・ルーザーズのコーディーのレビュー・感想・評価

3.6
90年代、ニューヨークのストリートを中心に生まれたカルチャームーヴメント、壁の落書きや写真、スケボーやパンクなどに熱を注いだ〝ルーザーズ〟と呼ばれる若者たち。当時の思い出を今や監督としても活躍するマイク・ミルズやハーモニー・コリンらのインタビューで振り返る。

自分の中にあるイメージを何でもイイから外に出したいだけ。誰かに評価されたいからじゃなくそのイメージを誰も創ってくれないから自分でクリエイトするしかない。単純ながらこの衝動を表現する勢いや熱は誰にでも持てるものじゃないしなかなか刺激的でした。

壁の落書きにしても子供の遊びで終わるかアートへと昇華するかはピンキリやと思うし、巨匠の名画と同じように何か刺激を与えるならそれは立派なアートなのかな〜正直、自分はそこまで壁の落書きを肯定的には見れないけどねwカッコイイとは思うけど。
ただアーティストとして世に出てもなお子供の遊びを貫くことの難しさ、誰とも被らない変わり者であり続けるスタンスの追求は面白かった。まあ個人差はあるけど出てくるアーティストたちが一点の曇りもなく〝クリエイティブこそ全て〟みたいな感じなので観ててやや疲れたかなw