東海岸を出発し、西海岸のカリフォルニアまで5000キロを走破する公道レース『キャノンボール』。
ルール無用、妨害自由。
混戦必至のレースを頭脳と前略、幸運で見事に制して、勝者の栄冠をつかむのは誰だ?
アメリカの東海岸から西海岸までの非合法5000キロレース『キャノンボール』をコミカルに描くカーアクション映画。
内容は全く無いけど、キャストが豪華なのでそれだけでも面白い。
言わばトランザム7000+オールスター大運動会的な感じ。
子供の頃にも観たことがあったけど、アメリカの広大な土地を走りぬく車と、アメリカンテイストなパロディ、そして自分の好きなジャッキー・チェンが出てるってことで大好きな映画でした。
大人になってから観ると、ちょいちょいブラック・ユーモアがあったりと、これはこれで楽しめる。
ちなみにジャッキー・チェンは日本人役。
なのに中国語だった。
個人的にはロジャー・ムーアぶってるロジャー・ムーアがすごい良かった。
『007』のセルフパロディが最高です。
他にも、バート・レイノルズ、ファラ・フォーセットなど、ヤバイくらいに豪華です。
ストーリーは至って単純で、北アメリカを市販車で、誰よりも速く走破するレースを舞台にしたコメディです。
史上最高額の製作費をかけ、最高レベルのキャストを揃えた上で、極めてバカバカしい作品を真剣に作り上げている。
「面白ければ何でもいい」と言わんばかりの姿勢で、全編にわたってパロディや小ネタを散りばめ、超高級車を惜しげもなく投入し、さらに唐突としか思えないタイミングで爆破シーンやアクションシーンまで入る。
上述のようになぜか日本チームが、香港スターのジャッキー・チェンとMr.Booだけど、最盛期の両名の共演を見られるのはこの作品のみという点でも貴重だ。
ジャッキー・チェンはハリウッドに売り出すために出演しているので、唐突に暴走族との乱闘がはじまり、ジャッキーが先頭きってカンフーで戦ったりするシーンがあったりします。
しかしまぁ、字幕適当過ぎでしょ!
こういうDVDが許された時代もあったんだな、と。
この映画は吹き替えのが面白いです。