害虫の作品情報・感想・評価

「害虫」に投稿された感想・評価

踊る猫

踊る猫の感想・評価

3.7
私は映画に関しては「スジ」にどうしても注目してしまうので、この脚本にさほど説得力を感じられなかったので比較的低めの点数になってしまった。だが、計算され尽くしたストーリーであることは分かる。冒頭の母親の自殺未遂や電球を金槌で割るところが示しているように、この映画は「破壊」をめぐる物語である(「自殺未遂」も「自己破壊」の行為だろう)。そしてそれは、当たり屋(これも「自己破壊」だ)としてカネを稼ぐ男やホームレスと思われる男の行う「破壊」行為ともシンクロする。逆に言えば主人公は「破壊」の対局にある学校での「秩序」に馴染めない存在として描かれ、彼女は文字通り教室中に並べられた机を乱すことで遂に「破壊」に手を染める。一時はレイプされそうになった(「破壊」させられそうになった)彼女が、自ら「破壊」を行うことで大人になったとも受け取れる場面である。彼女は一皮剥けたと受け取るか、破滅して行くことを選んだと受け取るか。それが試される。
あみ

あみの感想・評価

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蒼井優ぱっつんかわいい
シミズ

シミズの感想・評価

4.0
宮崎あおい…
ストーリー自体は特別面白いとは思わないが、宮崎あおいと蒼井優の「Wアオイ」が出演していて、しかも中学生という今となっては貴重かつ、レアな作品であると思う。それが見れただけでも価値のある作品です。
宮崎あおいは、顔とか今とほとんど変わらず。そして、ほぼ二階堂ふみ。
蒼井優には正直驚いた。子供っぽさと、何か色々初々しかった。
全体的に静かな映画だし、宮崎あおいに限っては主演なのに台詞がかなり少ないです。
大傑作。面白すぎ
ただ事ならぬ・・塩田明彦「害虫」

フランスの巨匠ロベールブレッソンの遺作は「ラルジャン」というただごとならぬ作品でした。
傑作駄作云々ではなくひたすらただごとならぬ作品です。
上映が終わった後が本番の始まりじゃないかという感触でした。

そんな映画は大抵ヒットもせずにその時代の批評家観客からも相手にされず不遇な黙殺を余儀なくされるケースが多いものですが引っかかってしまった者には奥深い記憶が根深し後に何度も観てはそのたびに更新されていく不思議な眩暈に誘う力を持っているものです。
ワタクシ的には相米慎二「光る女」阪本順治「トカレフ」北野武「ソナチネ」柳町光男「カミュなんて知らない」あたりでしょうか。

大御所蓮見重彦先生から薫陶を受けた立教ヌーベルバーグ群には昔から目が離せず塩田明彦という名は黒沢清「神田川淫乱戦争」の助監督して記憶してましたし監督作「月光の囁き」という風変わりな青春映画も印象的でしたし、「カナリア」「どこまでもいこう」も好きな作品ですが

この「害虫」が公開された当時の私は自身の事業を立ち上げたばかりで毎日が四苦八苦の右往左往。
とてもインプットする余裕もなく一日一日に自分が忙殺されておる状態でしたので15年ほど後の今、ようやく巡り会えました。


今やすっかり本格女優の宮崎あおいさんの前作「EUREKA ユリイカ」と並ぶ初期の代表作ですね。両作品とも複雑怪奇な少女をよくもまあ実に巧く演じてます。
前述の作品群のようにこんなたたごとならぬ映画はなかなか色褪せません。おそらく今後も観直していく一本でしょう。
ひろ

ひろの感想・評価

3.0
さすが宮﨑あおい!
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