1999年 アメリカ 原作:スティーヴン・キング 監督フランク・ダラホン(ショーシャンクの空に、ミストの監督)
キャスト:トム・ハンクス、デヴィット・モース、ボニー・ハント
死刑囚舎房の監視員に起きた奇跡の話。
グリーンマイルは獄舎から電気椅子まで緑色の道のこと。「遠い道」を意味するそうだ。
「ショーシャンクの空に」が1994年制作だから、5年後、同じ原作者と監督の組み合わせで監獄の話を作る。
ショーシャンクの成功がやっぱり尾を引いていたはずだが、5年間、充分に話を練って作ったのだろう。そういう手応えは充分感じられる作品になっている。
泣かせる映画のイメージが強かったが私には泣くシーンはなかった。
奇跡を話す常套句。「私に起きた奇跡を信じるますか?」
奇跡を話す時は、この言葉を使ってしまう。ご多分にもれず、この映画でもそう語る。その言葉が奇跡と現実を結ぶ言葉のようだ。
奇跡の話をしながら、実は死について、つまりは「生」について考えさせられる映画だ。「人は誰でも自分のグリーンマイルを歩いている。」やはり観るべき映画だ。
#2022-128
死ぬまでに観たい映画1000-38