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グリーンマイルの3Dメガネのレビュー・感想・評価

グリーンマイル(1999年製作の映画)
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【差別の偏見の上に成り立つ正義】

人は正義を執行する時
それが大きな決断を伴う時
十分な情報を元に判断するべきだと思う
正しい意見=大衆の意見であってはならない


19世紀初頭のアメリカにとって
黒人は差別の対象であった
そんな悲しく無慈悲な価値観の元で
行われる正義会議にはどんな意味があるのだろう


差別と偏見に染まった人の顔は
恐ろしく冷徹で残酷で
そんな人達の元で成り立って行く正義
大勢の社会が形成する偽物の正義


善良な人が酷い目に会うのは見ていて苦しい
公平を期すための司法が不公平であってはならない
見た目や立場がその人を決めるのではなく
今のその人の姿こそ本質を表している
人を助けたいと思う姿はどんな立場でも輝いていた
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