“I’m sorry for what I am”
人間の本質と罪について考えさせられてしまう。
無実だが殺人罪で死刑を待つジョンや死刑囚を非道的な扱いをする看守パーシーなど、相対する人間が起こす行動。そこに生まれる残忍さや罪悪感、そして優しさなどを目の当たりにし、さまざまな感情がフルに揺さぶられる。
「生まれてきたことを謝る」
こんな悲しい言葉、映画とはいえ初めて聞いた。
神様からの贈り物として不思議な力を持つジョンは、暴力が絶えない世界に嫌気がさしていた。
もうこれ以上耐えきれなかったんだよね…結果、彼の唯一の救いは”死”になってしまった。
辛い、悲しい、やるせない、、、これは現代にも通ずる世の不条理。
サム・ロックウェル、当時若いのにベテランを食うぐらい胸糞キャラクター演じきっててすげぇ…
85本目 / 2020