このレビューはネタバレを含みます
三時間という時間をかけ、生と死・善と悪・そして罪と罰という問いを投げかけるファンタジー。
時にコミカルにシニカルにシュールに。
めちゃくちゃ嫌なやつが徹底的にやられていくのは、だれもがざまあみろって思う。
でも罪を悔いどこか憎めない囚人が死刑になるのは哀しい。
そして罪のないとわかっている人を死にやる虚しさ。
どんなときもコーフィは辛く悲しい顔をしている。
コーフィはまるでイエス・キリスト。
看守はみな、コーフィに試されているのかと。
ポールに与えられたものは、なんなのだろう。
彼が彼を赦せたとき、それは彼がグリーンマイルを歩くことが許されるときか。
トム・ハンクスはもちろん、彼の相棒デヴィッド・モースがなんとも良い。
人によっては見るに耐えないシーンも多いので注意。
個人的にコーフィが吐き出す映像は、気持ち悪すぎて鳥肌がたった。ホラー。集合体苦手な人は気をつけて。グロい。。