なかよし

異人たちとの夏のなかよしのレビュー・感想・評価

異人たちとの夏(1988年製作の映画)
4.2
生と死が曖昧になり、幸せが過ぎる家族とのひとときに強烈にあの世へ恋い焦がれ、このまま死んでしまってもいい!!と浅草に吸い寄せられるように通い詰め、すき焼き屋での永い別れに大いに涙する。ラストのホラー要素で一気に引き戻されこの世で生きよう!となるかと一旦は思ったが、映画が終わっていつまで経っても片岡鶴太郎と秋吉久美子の夫婦がこっちにおいでと呼んでいる。。(完全に風間杜夫視点と化した)

ホラー要素はあるが、断じてホラー映画ではない!!

この作品の片岡鶴太郎の良さったらないね…多くは観ていないが、ベストアクトと名を付するには軽薄なほどの快演、名調子。主人公との出会いから別れまで完璧じゃないか。。

それにしても大林宣彦の振り幅はいつだって変人のソレだ、あくまで褒め言葉として「頭がおかしい」
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