ロベルト・ロッセリーニ監督、フェデリコ・フェリーニ共同脚本。清貧の思想で知られ、過激なまでに愛と平和を説いたアッジシの聖フランチェスコに纏わる歴史ドラマ。
「主への愛のため苦難に耐えること。ここに完全なる喜びがある。神から我々への最たる恩寵は己に打ち勝ち、あらゆる試練や侮辱に耐えること。これこそ完全なる喜びだ。」
アッジシの聖フランチェスコについて予め知っていたことと言えば、アメリカのサン・フランシスコや、先日亡くなった前ローマ教皇フランシスコの名前の由来となった人物であるという程度。
はて、、、これはキリスト教布教映画の皮を被ったミニコント集という解釈で良いのだろうか?聖フランチェスコの信条らしきものは伝わったが、映画としては面白味を見出すことができなかった。"分かる人には分かる"作品なのだろうか。
聖フランチェスコと彼を慕う修道士達を演じているのは、実際のフランシスコ会修道士達とのこと。
トンスラ。豚足。ハンセン病患者。
「主キリストに倣い、貧しく慎んで生きよ。」
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