イライライジャ

痛みのイライライジャのネタバレレビュー・内容・結末

痛み(2011年製作の映画)
3.4

このレビューはネタバレを含みます

痛みを感じない無痛症の男と、少しの怪我で致命傷となる血友病の女。
正反対だけど病気の苦しみを分かち合える2人。
前半は男はひたすら殴られてばっかだし、女は煩くて結構きつかったけど、2人が同居してから一気に面白くなる。

実際に無痛症は殴られることすらかなりリスクが高いらしい。骨が折れても気付かないし、治っている感覚もわからなくて綺麗に治らないことも多い。熱などに対しての感覚も鈍い。無自覚ゆえに口の中噛みまくってボロボロだったり。
血友病は今の医療だと通常の寿命と同じくらい生きられるらしい。
いずれにせよ難病を抱える者の痛みは計り切れないほど大きい。

めちゃめちゃ切ない。
幸せになってほしかった…。