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ギター弾きの恋のmoのレビュー・感想・評価

ギター弾きの恋(1999年製作の映画)
4.8

『彼が痛みを感じるのは自分の音楽に対してだけ。
天才のエゴってそういうもの。』


軽く一年半くらいは下書きに保存してあったのではなかろうか…笑
DVD購入記念に内容はうろ覚えですがレビューを書こうと思います。


ちなみにうろ覚えとか言っておきながら、わたしこの作品大好きです。
どのくらい好きかって言うと「カイロの紫のバラ」に続いてわたし的ウディ・アレンのオールタイムベスト堂々の2位に選ぶくらい好き!!(まだまだ観てない作品あるけど)

まずこのジャケ写とタイトルがセンス良すぎだし、流れるJAZZも素敵だし、「天才ギタリストと口がきけない女の子の恋」っていう絵本みたいな世界観がすごく好み。

しかもこの口がきけない女の子=ハッティがめちゃくちゃ可愛いのと、天才ギタリスト=エメットがハマリ役でとってもお似合いです。
ウディ・アレンの作品に出て来る男女の中で見た目・中身ともに一番可愛いカップルだと断言しましょう!(まだまだ観てない作品あるけど)


しかしウディ・アレンのこの手の作品はやはり甘いだけでは終わりませんしラスト抜きでは語れません。
むしろこの切ない余韻を残すラストこそウディ・アレンの真骨頂だと言ってもいい。
まるで洋酒入りのチョコレートのようなこの作品はお昼下がりにコーヒー片手に観るもよし、夜中にワイン片手に観るもよし。

音楽の才能に長けその音色で人々を魅了するエメットは、それ故に他のものに対する感情が人より少しだけ鈍感だったのかもしれない。
だから天才はいつも孤独なんだろうな。
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