すね

ある朝スウプはのすねのレビュー・感想・評価

ある朝スウプは(2003年製作の映画)
5.0
たしか、初めて観たのは18歳の時。もう2度と観ようとは、思わなかった…。高橋泉監督作品『ある朝スウプは』
28歳になった今、10年ぶりに観ました…!今だ、今観る時だって、そう思ったんです。

10年前に観た映画、シーンごと鮮明に覚えている自分に驚いた…!それだけ、衝撃的でわたしにとって大切な映画だから、だろうね。

観終わった後気持ちがホッとした。18歳のわたしはこの作品を観た後は苦しくて暗い気持ちになった。28歳になったわたしはすごく安定していて気持ちよくなっている。不思議だなぁ。また何年後に観ることになるのかな所々笑ってしまった。不幸を笑うなんて大人になったものだなぁ。

わたしはこのタイトルが好きで、スウプは、の後に何か言葉が入るのではないかと考えてしまう。10年間『ある朝スウプは、冷たかった』『冷えていた』などの暗い印象を受ける言葉をと思っていたけれど今は『ある朝スウプはアサリがたっぷり入ったやつ』のようなスペシャル感がある。

もっともっともーっと頑張ろうって思った。何に?何のために?誰のために?ってのは置いておいて、前をしっかりと見てもーっと頑張ろうって思った。あの人が世界のどこかで幸せに暮らしているのであればそれでわたしは幸せなのだと。どうか悲しい顔をしていないでほしい。そう願う。

この映画…最高かよ。
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