「お祈りの時間だぞ、クソったれ！」
彼も不治の病のようです。
かく言う自分も大学2年生にして未だに完治の兆しすらない筋金入りの厨二病患者…築き上げた省みんでもよい数々の黒歴史に抱かれながら地獄の業火に焼かれてもまだ生温い…まだだ、まだ治らんよ！！(意味不明)
どうも自分には悪魔系オカルト映画はあんましピンとこないようです。宗教に疎いから悪魔とか地獄の怖さがわかんないです。不死身の脳筋野郎たちを目の当たりにしていると悪魔も恐るるに足らないです。これは宗教観によって見え方が変わる作品でしょう。
所謂エクソシストもので苦手な部類でしたがキアヌのイキがったジョン・コンスタンティンのキャラクターが美味しかったです。葉巻をスパスパ吸うFU◯Kを連呼するエクソシストって型破りなキャラが新鮮です。あと男心をくすぐるイカした武器も魅力的です。取り憑かれたら彼に頼みます(^q^)
あらすじだ、クソったれ↓
双子の妹が自殺したことに疑問を抱いた女刑事は悪魔祓い屋のジョン・コンスタンティンに妹の死の真相の解明を依頼する。妹の死に隠された秘密、それは地獄と天国と人間界をまたぐ大いなる秘密であった。。
本作を語る上で欠かせないというか本作の要であり全てであるのが主人公ジョン・コンスタンティンでしょう。物静かなイメージのキアヌ・リーブスがハードボイルドっぽさを出そうと変にイキがったらあら不思議…とても憎たらしく可愛らしい野郎の誕生です。
「オレはジョン・コンスタンティンだ、クソったれ！」
→ あらまあ、とんだご挨拶ですね。黒ずくめのスーツをピシッと着こなしたキアヌ先生は所謂エクソシストです。小さい頃から「見てはいけないもの」が見える体質故に性格がひねくれたのでしょうか。とにかく口と態度が悪いです。彼には珍しい。まぁ何だかんだカッコイイからノープロブレムε-(´∀｀; )
「地獄へ堕ちろ、クソったれ！」
→冒頭からいきなり彼流のロックな除霊が始まります。まず憑依された女の子にまたがり十字架を額に押し付けジュージューと鬼畜にも焼いてやり、次にベットの上に大きな鏡を持ってきて「中身」を鏡に写し、そのまま窓から放り投げます。鏡に閉じ込められた悪魔は外に出ようともがきますが、落下して下にあった車に激突、鏡は粉々に砕けます。葉巻を吸い終えるまでの容易い仕事。憎まれ口を叩きつつやる事はやる。惚れちまうぜ(ﾟ∀ﾟ)
「天国に行きてぇよ、クソったれ！」
→む？彼の願望は意外にささやかです。だけど残念ながらコンスタンティンは天国には行けないようです。一度自殺を図ったことがキリスト教では大罪らしくて。さらに悪魔祓いは善行に思えるんですが大天使ガブリエル曰く「利己的」で意味がないらしいです。これには同情します。徳積んでますやん…しかも余命わずからしいですし。15歳から毎日30本吸うヘビースモーカーらしくてレントゲンには「見てはいけないもの」がわんさか写ってますから。葉巻は似合わないぞ(ﾟ∀ﾟ)
「お手軽だろ、クソったれ！」
→コンスタンティンの実践する地獄への行き方は割りと真似しやすいです。ひとつめは水を貯めたタライとカワユイ子猫ちゃん。タライに足を浸して猫の瞳を見つめていると地獄に行けます。お手軽ですねぇ。まぁ行く先は砂嵐の真っ只中みたいなマッドな世界なので真似したくないですが。ふたつめはあまりオススメしません。バスタブに水を張って行きたい人を水面下に沈め抑えつけます。暴れても抑えつけます。大丈夫、これ、地獄に行く方法なんで。ちゃんと行けますからね。下手したら本当に逝っちまいそう(*´∀｀*)
「悔いを改めろ、クソったれ！」
→あらくれものコンスタンティンが悪魔に説教するシーンがなかなか見ものです。聖なるメリケンサックでぼこぼこに殴りつけ、聖水をぶっかけて皮膚を溶かし、上に乗って聖書を声高に朗読、天を堂々と指すこっぱずかしいシーンもキアヌ先生は顔色一つ変えずやってのけます。もしや楽しんでますか(ﾟ∀ﾟ)
「イカした武器だろ、クソったれ！」
・聖なるショットガン
ありとあらゆる聖具を結集させ出来上がった有り難いショットガンです。黄金色のリボルバーがめっちゃカッチョいいです！悪魔どもにぶっ放すシーンにゃあ痺れます。これだけでも見る価値アリです。
・聖なるメリケンサック
殴る、これは暴力ではなく救済です(断言)
・ドラゴンの息
スンゴイ燃えますよ。悪魔も焼き尽くす。あ、キアヌ先生、髪は大丈夫ですよね…？
ストーリーは宗教絡みでイマイチ理解出来なかったんですけど試練？ですか。それならかなりはた迷惑な話です笑 しかしキアヌ先生の成長っぷりが目覚ましいですよ。イキがってたあんちゃんが最終的に、死を招く悪魔に生きろと言われたり、大天使をグーで殴りつけたりします。大きな進歩ですね( ´艸｀)
追記 病は完治しました。元から真の紳士なので治って当たり前ですね。HAHAHA
