テッツー

コンスタンティンのテッツーのレビュー・感想・評価

コンスタンティン(2005年製作の映画)
3.9
子供の頃から悪魔など見えない存在が見えてしまうジョン・コンスタンティンは周囲から異常者扱いされる事に耐えきれず自殺(キリスト教では大罪らしい)を図って数分間地獄に落ち、命は助かるものの死んだら地獄行きの運命になってしまう。さらに15歳から吸い続けているタバコにより末期の肺癌となり、余命僅かな彼は神への忠誠を示し天国に行くために、エクソシストとして人に憑いた悪魔を地獄へと送っていた。ある日、少女に取り憑いた悪魔を祓っていたジョンは悪魔本体が本来入れないはずの人間界に入りかけるところを目撃し、異変が起きている事に気付く。
小さい頃にテレビで見たマトリックスでキアヌさんのファンになって、親と映画館で観た記憶があります。字幕で見たと思うので当時は内容は全く分かっていなかったと思いますが、イザベルの飛び降りやハエの大群や腕に書いたマークを合わせるシーンなどをハッキリと覚えていたので小さい頃の自分にとって強い印象に残った映画だったのだと思います。
ジョン・ウィックで再びキアヌさんのファンになったので十数年ぶりに見て見ると、まずコンスタンティンの気怠げな感じがカッコいい!悪魔に暴言を吐き捨て、中指を立てるキャラが最高でした。マトリックスといいジョンウィックといい、この俳優さんほど漆黒のスーツが似合う人はいないと思います。また、特殊な火炎放射器やメリケンサック、純金の弾を撃つショットガンなど出てくるアイテムも中二心をくすぐります。ガブリエルやサタンなど単純な善悪や敵味方で分けられず、強い存在感を持つキャラも良かったです!ちなみにガブリエル役の人はドクターストレンジのエンシェントワンの人で、今作でも神秘性が凄い!宗教色が強いですがテーマは「自己犠牲」というシンプルなものなのでキリスト教に興味の無い人も楽しめると思います。キアヌさんのファンやヒーロー映画が好きな人は是非観てみてほしいです。
MCU以外の映画には珍しくエンドロール後にもシーンがあります。最後まで見ることをお勧めします。
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