MiYA

昼下りの決斗のMiYAのレビュー・感想・評価

昼下りの決斗(1962年製作の映画)
3.3
なんかおかしな映画でしたねぇ。最初の設定では主人公は金塊輸送の護衛役なんですよ。てっきり金塊を狙う強盗団と戦うガンマンの話かと思ったら、途中から話がどんどん別の方向にそれていって、仲間の裏切りもあったりの挙句、最後は道中で出会った娘を守るために彼女の夫たちと対決するという全く予想外の展開w でもその意外性がグッド。相棒の若きガンマンの成長物語の面もあり、その辺の目配りもソツがないですね。

それにしても本作に出てくる男(敵方)は目を背けたくなるほど粗暴で、ヒロインもホントに気の毒な目にあっています。西部開拓時代って男性と女性の比率が9対1くらいで、男たちの争いの種は常に女性だったって話を聞いたことがあります。この映画もそんなバックグラウンドがあるのでしょう。勉強になりました。
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