上海十月

三文役者の上海十月のレビュー・感想・評価

三文役者(2000年製作の映画)
2.5
晩年の新藤兼人映画は、正直辛い。役者に演技を任せているのか芝居が大げさな感じが多く見てられない。本作は、殿山泰司を軸に近代映画協会の社史みたいな映画。竹中直人がだんだん殿山泰司のコピーが完璧になってくる。荻野目慶子の痩せ方が、怖い。実在の人物もインサートされるのでセミドキュメント映画でもある。まあ新藤兼人が作りたかっただけの映画ですね。新藤兼人だけでなく大島渚他も描いて全体像にすればいいのになぁと。日活ロマンポルノなんかはちょっとだけで、もっと入れてもいい感じでした。
上海十月

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