「人生は苦労そのものよ」
イタリアの美しい景色をバックに、ジュリエットの家に届いた手紙の差出人らと共に50年前の恋人を探す手伝いをするというロマンティックな物語。
恋人と旅行に来たのに置いてけぼりにされたソフィー。ひょんなことから「ジュリエットの家」に届く恋に悩む女性たちからの手紙に返事を書く実在するボランティア団体「ジュリエットクラブ」に参加することに。
誰にも吐き出せなくて辛い気持ちをジュリエットになら…という思いに応えてくれる場があるというのは素敵ですね。
差出人のクレアがこれまた素敵な女性。人生の先輩として言葉は多くなくても温かい人柄が溢れていてそっとソフィーに寄り添ってくれて。
反対に孫のチャーリーとソフィーは犬猿の仲。ツンケンし合いながらも旅が進むと共にお互いのことを知るようになり気持ちにも変化が。
シンプルで王道なお話だからこそ、年末の心身共に忙しないときに観るのにぴったりな良い作品で心温まりました。
