のり助

ジュリエットからの手紙ののり助のネタバレレビュー・内容・結末

ジュリエットからの手紙(2010年製作の映画)
2.0

このレビューはネタバレを含みます

TSUTAYAの「敢えて見ないという借り方」でこれがあたって視聴。

恋に悩む女の子の夢いっぱい〜〜って感じの映画でした。
だけど主人公に共感できない私はなんだかむかむかがすごかった。ので怒りにまかせて言い過ぎなくらい書いてしまうんだけど、
これだけ感情移入して観てるっていうのはこの映画むちゃくちゃ楽しんでるってことかなとも同時に思ったり。

主人公は婚前旅行でイタリアを訪れたライター志望の女性。しかし彼氏とはあまりうまくいっていない。
観光名所「ジュリエットの家」では、恋に悩む女性たちがジュリエット宛の手紙を壁に貼っていく。主人公はその手紙に「ジュリエットの秘書」として返事を書いている女性たちに出会い、お手伝いをすることに。
そこで主人公は50年前に書かれた手紙を発見、手紙の主であるおばあさんとその孫に会い、かつての恋の相手をさがす旅に同行する・・・。というようなあらすじ。

以下しばらくちょっと主人公ひどくね?という話です。

まず自己判断で勝手に行動しすぎ。でもまあそこに関しては孫も文句を言ってることだし良いや。
あと彼氏への態度がちょっとひどい。
料理人と結婚しようとしててこれほどまでに料理に興味持ってないってなんで結婚しようと思ったの。
彼氏通訳してくれなくて話がわかんない件については彼氏も悪いけど、これから結婚しようって仲ならちょっと私にもわかるように訳してって言えばいいじゃん。彼のほうはいちおう興味無い話でもきいて返事はしてるのに、自分はあからさまに興味ありませんというのもちょっとひどい。

まあでもそこまではお互い合わないしお互いもう興味無いんだわって気づいて別れましょうってことでいいとして、その後の展開と主人公の思考に納得がいかない。

孫はどのへんが運命の相手なのか?
彼氏より良いの?ほんとに?主人公が彼氏に対して不満だったとこについてもクリアしてるようには思えないのだけど。
旅先のテンションでビビっときたから♡みたいなかんじで、あ〜これもすぐ別れそうだなあと思った。どうせ彼氏ともこうやってその場のフィーリングで付き合ったからああなったんじゃないの!?と言いたい。これだったらアナ雪のアナとハンスの件と変わらんと思う。
孫も孫だよ!途中まで文句言ってたのにこの主人公のどこに惹かれたのか!?顔!?顔なのか!?

まあ怒りはさておき、総合的に考えて、
ストーリー構成は普通、景色はきれいではあるけど、カメラワークも普通。ここまでは3点くらい。だけど唯一盛り上がるシーンであるラストが笑っちゃうくらいダサいのが映画としてはかなり痛手、しかも二階に登る理由なし。あとせっかくいい場所でロケしてるんだからもうちょっと旅映画ぽく景色写すなど映像工夫してほしい、このままでは映像が単調で退屈すぎる。ということでこの点つけました。
全体的な感想としては、主人公には文句言いつつもけっこう楽しんだのでよかった。
のり助

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