このレビューはネタバレを含みます
ある1通の手紙から物語が始まる
ロミオとジュリエットのジュリエットの生家の壁一面に貼られた手紙を回収し、その手紙に対して返事を送っている秘書と名乗る女性達がいた
たまたま通りがかったソフィーは、その中から50年前に書かれた手紙を見つけ、返事を書かせて欲しいと頼んだ
ソフィーは手紙の返事に、遅すぎる事は無い、たった少しの勇気が必要だと綴っていた…
50年前に愛し合って駆け落ちまで考えた彼との事は忘れらない想い出であり、ソフィーの言葉が背中を押してくれたのだろう
ソフィーの返事がなければ老女とその孫との出会いもなかったはず
そして、彼を探す旅に同行してしまう
孫は会いに行って、もし亡くなってたら辛い別れを2度も経験するからと忠告していた
同性同名は70人近くもおり、探すのは大変だったが、それでも諦めずに探した
そして出会えた時は、年月を経て容姿等変わっていても、記憶が一瞬にして蘇るのって素敵だなぁと思った
お互い、連れ添った相手は既に亡くなっており、その後結婚式を挙げた
またソフィーも婚約者がいたが、すれ違いから別れを告げ、同行していた孫と恋におちる
人生って同じ道を辿る人は一人も居ない
必ず運命の人と一度は出逢っているはずなのに、糸の掛け違いなのか運命のいたずらなのか…
ただ気づいていないだけなのかもしれない
何でも前向きに捉えて、今の人生やこれから先の事を少しでも良い方向へと進むことが大事だと思える
後悔や辛い選択をしたとしても、未来は明るいと信じていれば、いつかきっと幸せな日々が訪れてくれるであろう