こぅ

ジュリエットからの手紙のこぅのレビュー・感想・評価

ジュリエットからの手紙(2010年製作の映画)
3.8
ゲイリー・ウィニック監督による【ラブ・ストー
リー】。

ロミオとジュリエットの舞台となったイタリアのヴェローナには、ジュリエットの生家があり、今なお、恋の悩みを綴った ジュリエット・レター が世界中から届き、その1通づつに ジュリエットの秘書 と呼ばれる女性達が返事をしている。
ある日、記者ソフィ(アマンダ・セイフライド)は、訪れたヴェローナで、1通の手紙を見つける。それは50年前にクレア(ヴァネッサ・レッドグレープ)が、イタリアで出会った初恋の相手、ロレンツォ(フランコ・ネロ)との恋の苦しみを綴っていた…。

昨年観た【あなたの旅立ち、綴ります】のアマンダの役柄と大女優との共演が被っていたが、断然こちらの先発が良い。
イタリアの観光ムービー的な街並み、景色も楽しめた。

メインは、クレアの初恋の相手探しの旅であるが、同行して来た婚約者(ガエル・ガルシア・ベルナル)の自分勝手な態度や、すれ違いを伏線として、クレアを気遣い着いてきた孫のチャーリー(クリストファー・イーガン)出現で、ソフィの成長と恋を描くサイド・ストーリーの要素もある。ラブの有無が、あなたの旅立ち…との一番の【相違点】。
特筆は、ソフィとチャーリーの道徳ある清さである。(ありがちな不道徳とは違う。)


終盤は、少し息切れ感もあるが、クライマックスは、持ち返して【しっかり感動】させてくれた。(その泣かせポイントもあなたの旅立ち…と被っている。)
しかし、メインテーマはどちらか⁈を考えた場合、締めは本末転倒⁈逆のが良かった⁈

因みにヴァネッサとフランコは実の夫婦共演。
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