登場人物の誰も好きになれない映画だった。それぞれ異なるタイプの三人の刑事が三者三様の信念を抱えつつ闇に迫るという物語だが、三者三様に筋が通っていないように思え、なんだか誰も彼もに腹が立った。
ポリシーに共感が出来ないので捜査が手荒な点も段々とモヤモヤしてくる。映画なので暴力刑事であること自体は結構なのだが、必要悪としての暴力というよりカッとなってなってるだけに見えて駄目だった。
ひょっとすると単に自分が直情的な人間が極端に嫌いなだけかもしれない。
逆に事件の黒幕は徹底的な悪党だったので、かえってこっちのほうに好感を持てた。