普通に楽しくて面白い作品だとは思います。
謎の女性からの依頼が大きな事件に発展していくというのはハードボイルドの鉄板のように思います。物語が一人称で語られているところなども上手くポイントを抑えているように思いました。また、語っている内容と映像にはズレがありコメディ的な演出になっています。邦画でコテコテにハードボイルドをやるとクサイだけなのでそこも良いと思います。
大泉洋の役は真剣ににハードボイルドしすぎるとクサイですし、かといってコメディにより過ぎるのも違うのかなと思い、難しいところなのかなぁと思いました。
電話の相手先が小雪なのは普通に予想がついてしまうのでもう少しどうにかして欲しかったです。電話の相手は最後まで誰かわからない方が美しいと思います。
横浜に住んでいる僕としてはススキノという街は少しだけ異世界で、魅力的に映りました。
