れじみ

探偵はBARにいるのれじみのレビュー・感想・評価

探偵はBARにいる(2011年製作の映画)
3.5
良作。ただ思ってたより湿度は高め。地方特有の負のスパイラルを背景に設定しているため終始じめっとした空気が漂う。現実とほぼ地続きな陽性な大泉洋の探偵っぷりと作品の陰性な空気が合ってるような合ってないような…。探偵は所詮探偵と言う割り切り故のラストの消化不良感は賛否が別れるところだろうか。

松田龍平の無敵っぷりをエンタメ的要素として活かしつつ、とは言え探偵なら何でも出来るわけじゃないよと言う現実に即した展開は非常に堅実ではあるが、カタルシスに欠ける面も…。こんなシーン要らないよ!と無粋な言い方をする程ではないのだが上映時間の長さも結構気になる。
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