おっさん向け子どもアニメ映画
おっさん以上号泣!?( ノД`)…
昭和30年の山口県を舞台に、小学3年生の少女の生き生きとした日常を描く。
夏休み旧作レビュー第7段
いよいよ夏休みも終わり、まともなレビューもこれで打ち止めかなあ(*´ω`*)
公開当時は一部の映画ファン以外にまったく人気がなかったけど「この世界の片隅に」の片渕監督作ってことで、最近注目をあびる。
ストーリーは、田舎の空想力豊かな新子(主人公)の学級に東京から転校生・貴伊子がやってきて、友情を育む…といった地味な日常系。
前半一時間くらいはひたすら日常なので合わない人は飽きるかも( ´,_ゝ`)
同じようなアクティブ女子主人公の「となりのトトロ」と違いファンタジー要素は薄く、徹底的に子ども目線からリアリティー重視!
つまり、似たような田舎ちびっこ暮らし経験者(おっさん、おばちゃん)は新子たちにシンクロし、失ったものに気づき涙腺決壊する( ノД`)…
単なる山口のド田舎が、空想力豊かなちびっこ目線から見ると、素敵な王国になるのだ!
※一応、昭和30年前半と千年前(平安時代)の山口の生活がリンクする
後半に、殴り込みやらスリリングな展開もあるけど、基本は日常に起こりうるもので単純にストーリーだけ追うと肩透かしをくらうが…
特筆点は
・大人目線からは絶対気づけない子どもの感性から見た景色
自分も昔はこんなクソガキだった…
子どもの感性で周りを見れなくなったのは、いつだろう?
童貞を捨てたせいだろうか…( ノД`)…
カムバック!童貞( ノД`)…
映画と同じく、自分も子どものころ金魚のお墓作って拝んだなあ…
二日後に掘り起こしてゾンビ化してないか確かめたけど(*´ω`*)
※普通に腐ってました
・「マッドハウス」の絵
非ジブリながら、アニメの質が高く自然美が美しい(^^)
・子どもに知識をおもしろく伝える大人の存在。
空想力豊かな新子と父子家庭で空想力のない貴伊子の対比。
元・教師のじいちゃんがいる新子は色々な伝説や知識を聞いて空想力豊かに、本だけで育った都会っ子の貴伊子はその感性についていけず。
しかし、新子に色々なことを教わり、現実派都会っ子もついにマイマイができ、空想力豊かに(^-^)
映画で伝えたかったのは、「子どもに知的好奇心をつけさせる大人の重要性」なのかなと。
ちなみに書きながら気づいたけど、わたしは知らずに片渕監督アニメをけっこう揃えていた。
本作、「アリーテ姫」DVDだけでなく、「ブラック・ラグーン ロベルタズ・ブラッド・トレイル」もBlu-ray持ってた(゜ロ゜;
世間では酷評されてるけど、過去片渕三作で一番号泣したのは、
「ブラックラグーン ロベルタ…」なので(苦笑)、もうちょい陽の目を見ても(ФωФ)
人がなんと言おうと個人的にはロベルタは秀作!
「原作と違ったっていいじゃない。OVAだもの」ききょを