マイマイ新子と千年の魔法の作品情報・感想・評価

「マイマイ新子と千年の魔法」に投稿された感想・評価

このレビューはネタバレを含みます

この世界の片隅に、と同様に空想と現実が入り乱れながら、本人にはどうにも出来ない環境の変化を乗り越えていく女の子の物語。
子どもたちの最大の武器って好奇心と想像力だな、と思うと同時に、彼等にはかなり辛く重い出来事がのしかかるのに越えられる強さも持ち合わせていたんだなぁと感じた。
貴伊子が山口に馴染んでいき、新子との距離が近づく様子が、空想の物語として抽象的に語られていた、と理解しました。
はるな

はるなの感想・評価

3.8
私の小学校といい、国衙跡といい、知ってるとこばっか出る
すず

すずの感想・評価

3.0
忘れてしまった子どもの頃に戻れる


[この世界の片隅に]の片渕須直監督作品。この映画があったから[この映画の片隅に]が生まれた。


子どもの頃は色んなことを思い描いては遊んでいた。夢に溢れていた。誰しも空想したことがあると思う。自分が作り出す世界にぼぉーっと耽ってみる。

新子は自分の村の千年前を想像しては一人で遊んでいる。この道を千年前の人が通って~あそこにはお城があって~お姫様はどんな人だろう~って。

この映画は忘れてしまった子どもの頃を思い出させてくれる。不思議でワクワク。メインテーマ曲も面白いメロディで耳に残る。

子どもの頃は楽しいことばかりだったろうか。そんなことはない。時には子どもじゃどうしようもできないことがある。「何でだよ。子どもだから?」腹が立つことも悔しいこともある。

子どもだからこそ感じる大人に対するそうした気持ち。子どもの良いも悪いも全部を引っくるめて思い出させてくれる。

観客まで魔法にかけられてしまう不思議な映画。


追伸
実写[ちびまる子ちゃん]の森迫永依ちゃんが声あててます。

泣けるシーンでもないのになぜか泣けてくるとのオジサンたちの声多数。私は泣けませんでしたが(笑)

前半は甘く後半はビターな展開。
個人的にはもう少し甘くても良かったかな。でも終わりは爽やか。
ろろろ

ろろろの感想・評価

3.2
配信してたのでおもわず。
うん、地味。

きっと原作忠実にやってんだろうなぁ。悪くはない話ではあるんだけどそのまんま映像にしちゃだめでしょうってやつ。
そもそもストーリーが地味すぎるだろう。土地が運ぶ歴史と人との関係の連鎖、そこではぐくまれる少女の成長。心理描写や音楽も丁寧でいいんだけど。昭和の人々や地方の言葉よく調べてるとおもうんだけど。

良い話だけど本当にそれだけすぎる。タイムスリップも正直必要だったのかわからないししかも君がするのかっていう。
なんかおっきいビジュアルや落ちをつくらないとなぁ。。

話としてはオールウェイズみたいな昭和の日常にまざるちょっとした非日常なんですけどね。あれとの差はやっぱりメインでの出来事の起伏だよなぁ。
正直原作を大幅にかえてしまうジブリ映画は苦手な面もあるんですがこうゆうの見るとジブリは偉大だなって思ってしまった。
えり

えりの感想・評価

2.0
観賞記録
想像力を働かせ遊び、自分たちの世界を築いていく。失うものももちろんある。そうして大人になっていく。その過程を思い起こされる作品でした。言葉にして伝える、ということの大切さも感じました。走れタツヨシ。
昭和30年代の山口県防部市。
自然が豊かで水田が多い田舎で小学3年生の青木新子は祖父達と暮らしている。
平安時代から由緒ある街という事を祖父から聞き新子はその時代に想いを巡らしていた。
ある日、東京から島津貴伊子が転校してきた。
クラスメイトに馴染めなかった貴伊子に新子は逆に興味を持ち、やがて2人は仲良くなっていき・・・。

『この世界の片隅に』片渕須直監督の2009年の作品。
私が生きてきた時代よりかなり前の話ですが、ノスタルジックな思いにさせられます。
ほのぼのとした穏やかだった日本の風景といいますか。
想像力豊かな新子のイマジネーションで平安時代の生活がちょいちょい入ってくる。
本当に魔法を使ってるわけでないので、同じ場所の今と1000年前に思いを馳せようという発想は素敵です。

そんなほのぼのとした流れから一転終盤は衝撃的な展開に。
あまりにも重い話に呆気に取られてしまった。
でも子供同士で納得しようという場面が、ね。
新子がタツヨシにかけた言葉でウルウルきてしまいました。

なかなか素晴らしい作品です。
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