クローネンバーグ長編二作目。
ルージュ病という性病が人々を蝕んだ世界。この奇病にまつわる研究を描いたSFモキュメンタリー。
「ステレオ」と同じでこちらもセリフはなく、ナレーションによってのみ語られる。が、ナレーターが見える分いくらか入り込みやすくなっている。
ルージュ病による肉体の変容や性と絡めてくるところはまさにクローネンバーグ的であり、ワクワクする。圧倒的予算不足感のある映像も味わい深い。
同じタイトルの新作との関連はあんまりなさそう。病気と手術って、一見似てはいるけどやっぱり違うテーマ。
これでテレビ映画を除くクローネンバーグの長編作品全制覇〜〜!!!
新作早く出ないかなー