ひさかた

シャーロック・ホームズのひさかたのレビュー・感想・評価

シャーロック・ホームズ(2009年製作の映画)
2.8
偶然シャーロック・ホームズという、有名な探偵と同じ名を持った男が活躍するアクション映画。しかも!偶然にもジョン・ワトソンという有名な助手と同名の友人もいます!
というくらい、ドイルのホームズとは乖離した作品。

アクション映画としては面白いんだけど、「常に冷静で観察力も推理力も冴えているホームズ」を求めちゃうと楽しめない。
「ホームズのパスティーシュ」として観ると2時間を棒に振ります。
別にこれホームズじゃなくてもよくない…?という考えが頭から離れなかった…。

ドイルの原典において、ホームズは「バリツ」なる東洋の謎の武術を習得しているという事実があるにもかかわらず、別にそこを掘り下げるでもない。
せっかく「新解釈ホームズ」で「アクション映画」とするならば、原作にもある「バリツ」を扱ってもよかったのでは?

アクションは本当にいい!のだけど…。という歯がゆい思いをした作品。
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