開明獣

シャーロック・ホームズの開明獣のレビュー・感想・評価

シャーロック・ホームズ(2009年製作の映画)
4.1
後に自己中かつ嫌味な言動で、キャプテンアメリカを悩ますことになる鉄男と、ハリーポッターを中途半端に導いた団部留度亜という魔法使いの中年の頃の男が、別の次元の19世紀の英吉利で、変装のドヘタな迷探偵と、短気で暴力的な藪医者のコンビとして甦り、街中を破壊しながら、悪を追い詰めていく痛快冒険活劇譚。

ベネディクト・エッグ・キューカンバーバッチと、マーティン・ビルボ・バギンズ・フリーマンのコンビが最強と目されていたのに、別の活路を見出した異色の組み合わせとキャラクタリゼーションが潔く心地よい。本家本元英吉利では、必ずしも高い評価ではなかったようだが、亜米利加では好評を博し、続編も作られた。

生粋のシャーロキアンは眉をひそめるのかもしれないけれど、これだけ面白かったら、普通はぐうの音も出ないと思うけどなあ。

ダウニーJRは、流石の演技力と、クイーンズ・イングリッシュの発音もお見事。時折、アメリカ人だと、ひどい人いますからなあ。「怪物はささやく」のシガニー・ウィーバーなんか、その一例。ジュード・ローは、英吉利人なんで、当たり前に英国英語の発音。また、19世紀の英国らしい言い回しも楽しい。Hence、なんて、今では使わないしね。

ハンス・ジマーの音楽もマッチしていて、総合力高し。謎解きの楽しさよりも、アクション好きの人にオススメ。マーク・ストロングは、カントリー・ロードを歌わなくてもカッコいい♪