志麻凛

アルカトラズからの脱出の志麻凛のレビュー・感想・評価

アルカトラズからの脱出(1979年製作の映画)
3.5
もう少しで目の前の扉が開けそうなんだ

~Memo~
監督のドン・シーゲルと主演のクリント・イーストウッドは『ダーティハリー』のタッグですね。7年の間が空いているが、このコンビネーションは良いですね。一種のダーティハリーのような感覚があります
ダーティハリー繋がりだと、ジャック・チボーがダーティハリー4に出演していますね

~所感~
①実話を元にした脱出劇。脱獄不可と言われたアルカトラズ、そこから脱出しようと試む男たち、脱出日までに必要なパーツを集めるまでの過程が好きです。そのパーツを見ていて鮮やかでした。よく見聞した脱出方法で、味噌汁をちょっとずつ檻にかけていって酸化させて破壊して脱出とかありますが、これもバレたらいけない、今作でもバレてはいけないドキドキ感、モリスが仲間と共に協力する姿、仲間がモリスを信用している描写、“独房”だけど気持ち的には独房では無いことを示しているのは良いですね

②モリスの一言一言が面白かった。看守に「上手いのか?」と言われたら「上手くないよ」と言ったり、「もう少しで目の前の扉が開けそうなんだ」と聖書を読んで言う姿とか好きでした。イーストウッドが監督じゃないけど、もしかしたらイーストウッド考案のセリフなじゃないかな?と思いました

~最後に~
実話を元にした作品なのでより歴史が感じました。白黒の戦争映画を見ているシーンとか特に、昔だからこそ出せる実話映画なので良かったです
志麻凛

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