マッシモ

アルカトラズからの脱出のマッシモのレビュー・感想・評価

アルカトラズからの脱出(1979年製作の映画)
3.8
クリント・イーストウッド主演の脱獄映画がネトフリに来ていたため視聴。

【キャスト】
フランク・モリス:クリント・イーストウッド
ジョン・アングリン:フレッド・ウォード
クラレンス・アングリン:ジャック・チボー
チャーリー・バッツ:ラリー・ハンキン

イングリッシュ:ポール・ベンジャミン
ドク:ロバーツ・ブロッサム
リトマス:フランク・ロンジオ

ウルフ:ブルース・M・フィッシャー

刑務所長:パトリック・マクグーハン

【ストーリー】
かの有名なアルカトラズ刑務所が現役バリバリな頃。数々の刑務所を脱獄してきたフランク・モリスが収監される。いきなり禿げたオッサンにケツを狙われ、任侠沙汰を起こしたため喧嘩両成敗で懲罰房に放り込まれるなどツキのないフランクだが、絵を趣味とするドク、ペットのネズミと楽しく暮らすリトマスのお陰で孤立せずにやっていた。そんな折、ドクが刑務所長をモデルに書いた絵が所長の目に留まり、ドクは絵を描く自由を奪われてしまう。自暴自棄になったドクは自ら斧で指を切断してしまう。この件に怒りを覚えたフランクは刑務所内の仲間と共にアルカトラズの脱獄を目指し始める。

【総評】
昨今の脱獄映画に在りがちなエンタメに振ったような演出はなく、フランク演ずるイーストウッドの渋くて淡々とした脱獄模様が描かれる。フランクの脱獄への動機付けや、準備、実行、そして結末までも淡々と事実を追うように描いていく。脱獄の結果さえ、本当の所はどうか分からない。結末は鑑賞者に委ねられたのかなと思える一本。

【あとがき】
所長をが菊の花を最後見つけるシーンいいですね。映画でもこういう行間がある作品の方が見ていて想像を掻き立てられて良いです。
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