サバ

フローズン・リバーのサバのレビュー・感想・評価

フローズン・リバー(2008年製作の映画)
4.0
貧困。正しく生きようとしても貧困の前では難しい。
15才と5才の子供を持つ主人公レイ。
夫が失踪してしまい、新しいトレーラハウスを買うつもりが持っていかれてしまう。
1ドルショップで働くだけではなんともならない。
そんな時、失踪した夫の車を盗んだ先住民のライラと関わり合いを持つ。ライラもまた、複雑な問題を抱えてる。
レイとライラは、アメリカとカナダを隔ている凍った川を渡り、車のトランクに密入国者を不法入国させる。
悪い事とはわかってるが、トレーラハウスを手に入るお金ができるまでと自分に言い聞かせながら。

もう、危なかしくってハラハラする。見つかるんじゃないかと。保安官も怪しんで入るのかいないのか。
レイとライラお互い母として子を思う気持ちは一緒。
最初半目していたのが奇妙な信頼関係ができてくる。

密入国といえばメキシコからと思ってたけど、カナダからもあるんだね。

最後は、先に一筋の光が見えるような終わり方で救われた。

とても良い映画だった。
サバ

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