らんでぃ

ルディ/涙のウイニング・ランのらんでぃのネタバレレビュー・内容・結末

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このレビューはネタバレを含みます

身長160センチ程しかないルディがアメフト強豪校のノートルダム大学に入ってプレイすることを夢見る話。
実話をもとにした映画だけど大きな脚色はなく話の展開は至ってシンプル。ただひたすら夢を追い続けて頑張る男の物語。それがめちゃくちゃ良かったなー。チームのみんなとの交流描写が少なくてちょっと物足りないって感想を書く人の気持ちはよくわかるんだけど、俺はそこの部分が少なかったのがむしろこの映画の大好きなポイント。もちろん劇中で描かれていない部分では交流はあったんだろうけど、ルディがチームメイトと絡むシーンのほとんどがただひたすら練習だけしているシーンなんだよね。だからこそ、そんなルディの事をチームメイトがコーチに推薦するシーンが素晴らしい!ルディがいい奴だからとか、ルディの気持ちを知っているからとか、ルディに助けられたことがあったからとかではなく、ただ一点、ルディはひたすらに練習を頑張っていたからという部分だけに焦点を絞り、それをチームメイトのみんながちゃんと見ていたということがわかる瞬間が泣ける。その後の展開がまたいい。スポーツ映画定番の奇跡の大逆転とかルディの大活躍とかそんなものは一切ないのだけれど、これ程までに胸が熱くなるとは。「諦めなければ夢は叶う」なんてありふれた言葉だけどそれを体現したルディは素直にカッコよく尊敬できる。
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