Melko

ペット・セメタリーのMelkoのレビュー・感想・評価

ペット・セメタリー(1989年製作の映画)
3.5
”Sometimes dead is better.”

「帰っておいで……みんなのところへ…」

♪ I don't wanna be buried in a pet sematary
I don't want to live my life again

うおおお〜〜
久しぶりに……おもてたんと違うーー!

前から気になってたけどホラーとグロは苦手だしねぇ…って尻込みしてたけど、子供の頃のお気に入りシットコム「フルハウス」のイジワルで毒舌、顔芸が得意なガキンチョ アーロン役のミコ・ヒューズが子役(しかも当時3歳!!)で出てると知り、俄然興味が出てきたところへアマプラ100円レンタル!

てっきり、ペットセメタリーから這い出てきたペットゾンビ達が人間を襲いまくる話かと思いきや…
キングさんはホント……ヘンテコなお話書くのが得意ねぇ
これ、どんな感情で見たらいいのよ。。

誰にでも訪れる「死」から逃げてはいけない
目を背けてはいけない
語ることを恐れてはいけない

小説からは省かれた描写もきっと沢山あるんだろうなあ
冒頭であんなに危険な思いしたのに柵はどうした、とか、ゾンビって死んだ姿のまま蘇るんじゃないの?原型止めないぐらいに轢かれてた気がするんだけどきれーいな姿で蘇ったからちょっと困惑。

あの幽霊も!何やってんの!何がしたかったの!結局役立たずだから、ドヤ顔が非常にウザい!良い仕事しました感出すな!

地味に姉エリー役の子が演技うまかったな。子供特有のしつこい感じが。
ミコ君は言わずもがな可愛かったです。
終盤の立ち回りなんて、本当に3歳??よく頑張りました!天才!
「ズルイよ…」だって。ズルイよね!!そっちの都合でさ!勝手だよね!!
エリー蚊帳の外

アキレス腱サクッッはやめてぇー地味に痛い
ラストは……もうどうしたら良いんですか感情的に。
He completely lost his mindだな
涙と笑顔のお墓掘り起こしから、もうきっと心は死んでいる

んー、リメイク版を見る予定は特にないです

あ!なんかあんまり評判良くないRamonesのエンディングテーマ、私は普通に気に入ったんだが…カッコよくない?Ramonesらしからぬめちゃくちゃ哀愁ある旋律だし。メロディ覚えちゃったし。
ペットセメタリーには埋葬されたくないなぁ

あ!あと、脳みそ見えてたりアキレス腱サクッッとか目玉溶けてたり、ソフトっちゃソフトだけどなかなかの描写があるのにアマプラレイティングG(全年齢視聴可)…
アマプラさん。。大丈夫そ?

▼以下自分語り▼
私のオールタイムベスト「クロウ 飛翔伝説」の主人公は、ハロウィンの夜にチンピラに殺された1年後、不思議な導きと復讐の怨念により、埋葬された墓から蘇る
そんな映画を中学生の頃から好きだった私、ある日母親から、
「死んだ人間が生き返るってこと、あると思う?」と聞かれた
思春期且つ厨二病真っ盛りだった私「そうゆうこともあるんじゃない?」と半笑いで答えたら、
「真面目に聞きや。死んだら生き返るなんてことは絶対ない。死んだらもう、終わりなんやで。」と、まっすぐな瞳で言われた。
そんなシリアスな話してたのか…と我に返ったけど、そうだよな、
人間皆いつか死ぬし、死んだらそれで終わりなんだって、親はちゃんと子供とどこかで話をしないといけないって、うちの母親なりに考えて話してくれたのかもしれない
命を軽く考えたイジメからの自殺や、無差別殺人、出会い系サイト絡みの殺人とか、多かったから…あの頃…
あれから20年近く経ってもまだ覚えてるもん、あの時の母親のシリアスな顔…
Melko

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