ジャン＝ジャック・べネックス監督のフランス映画。
黒人の歌姫であるシンシアは、決してカセットテープやレコードを出さないオペラ歌手。郵便局で働くジュールは、彼女のコンサートを録音し、ドレスまで盗んでしまい、騒動に巻き込まれる...。
オシャレなだけな作品かと思いきや、かなりサスペンスドラマ感が強く、アクションシーンなんかも盛り込まれております。
歌姫のシンシアの歌声と共に、オシャレな劇伴や美術が印象的でした。
盗難したにも関わらず、主人公の少年とDIVA(歌姫)との奇妙なラブストーリー。
フランスでは、大ロングランになったそうです。
物語はと言うと、アレもコレもと盛り込み過ぎたせいか、かなり散漫な出来となってしまい、とにかく慌しい展開でどうも頭に入って来なかった。
とは言え、80年代のファッションや美術は、ちょうど今の空気に合っていて、感性を高めるにはもってこい！
この時代にしては珍しく、ダイバーシティの先取りと言える、非白人の当時人物が多くて、アジア系の女の子がエッチで可愛い！笑
全てにおいて、最先端とも言える作品でした。一切配信になっておらず、もはや知ってる方も少ない、幻の作品扱いですが、一見の価値はありの作品です！
