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ことの終わりのhynonのレビュー・感想・評価

ことの終わり(1999年製作の映画)
2.5
ああぁ…。
( ;∀;)

原作「情事の終り」( G・グリーン著)は、20世紀英文学を代表する名作。
グリーンが好きな自分にとっては思い入れの強い作品。

原作は、ミステリー調の愛憎劇の形をとりながらも非常に宗教色の濃い作品なのだが、映画は薄っぺらい不倫ラブロマンスになってしまっている。

でも問題はそこじゃない…
製作者は原作ちゃんと読んだのだろうか?
とんでもない改変をやらかしている…

グリーンが生涯描き続けたテーマが歪曲されている…これには世界中のグリーン研究者が激怒した、かもしれん。

ジュリアン・ムーアの美しさだけが救い。

【追記】
このレビューのコメントにはネタバレが含まれています。
ネタバレ指定を忘れてしまったのですが、コメントは後からネタバレ指定ができないため、また、削除して再投稿すると会話の流れがおかしくなってしまうため、そのままにしてあります。
ネタバレを読みたくない方はご注意ください。
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