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脅迫(おどし)のragaのレビュー・感想・評価

脅迫(おどし)(1966年製作の映画)
4.0
製作資金は潤沢ではなくても、カメラアングルや編集で緊張感高まるサスペンスを作り上げる深作欣二監督の演出が良い。まだ空き地が多い新興住宅地が舞台となって、中間管理職のサラリーマン家族に押しかける脱走犯、そして誘拐された赤ん坊が言葉や感情を交錯させる。気弱な大黒柱のサラリーマンを三國連太郎が巧く演じている。そして絶妙な表情をする赤ん坊も良い。何回リハーサルしてるのか、それとも偶然の賜物か。
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