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脅迫(おどし)のghostboatのレビュー・感想・評価

脅迫(おどし)(1966年製作の映画)
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「これは筆舌に尽くし難い異色作だ。『仁義なき戦い』の陰に埋もれるべきではない。近々『仁義』以前の作品に関する論考を執筆予定。」




……大学生になってから教養として映画を見始めたアカデミック系ヤング シネフィルがひょんなことから名画座の上映にて深作欣二を発見してしまった風に書いてみたけど、ホントに深作舐めてたので反省の意を込めた自虐でもある。あーすごすぎる。超好き。『彼奴を殺せ』ばりのジャジーノワール!!最後の階段での寸止め劇場ヤバすぎる。いちばんのお気に入りは主人公が作戦に失敗した後に会社に戻ったときの誰も居ないオフィスを捉えたシーン。画面が傾いており主人公の心情と相まってまるで不条理世界に足を踏み入れたかのような異様な光景になっている。ほとんどホラー。最後は『冷たい熱帯魚』の社元を思い出した。
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