ムーミーコロコロ

しあわせの隠れ場所のムーミーコロコロのレビュー・感想・評価

しあわせの隠れ場所(2009年製作の映画)
4.0
過酷な環境で育った少年と裕福な家族の心の絆。
十分な教育を受けられず文字を読み書きすることさえ辛いマイケル。でも、心の奥底には温かい流れてた。まさしく「花の好きな牛」。
そんなマイケルをある家族が受け入れる。母親は真っ直ぐな心の持ち主。間違ったことは絶対許せない。そして、ストレートに愛情をそそぐ。父親も、そして娘、息子。
そこに偏見という言葉はない。好きなものは好き。いいものはいい。見ていて、とても気持ちがいい。

そんな家族に守られて、マイケルはどんどん心を開いていく。最初は忘れていた笑顔もどんどん取り戻していく。

マイケルが好きな道を諦めずに進んでいけたのは、この家族の愛情があったから。たとえ血が繋がっていなくても、絶対にマイケルはこの家族の一員。それをマイケルは確信できたでしょう。

愛情が人を変えたり、人を育てたりできる。このことは、私達の日常でも言えることだと思う。偏見を持たず、その人の真の姿を見極め、愛情を注げたとしたら、もっとみんなの笑顔が増えること間違いなし。