いやよセブン

しあわせの隠れ場所のいやよセブンのレビュー・感想・評価

しあわせの隠れ場所(2009年製作の映画)
5.0
この殺伐とした現代に、人を信じる素晴らしさを味わうことができ、映画を観終わったあと、人間もまんざら捨てたもんじゃない、と幸せな気持ちになれる映画です。
黒人の巨漢少年を引き取った上流階級の奥様がサンドラ・ブロックで、ペイリンをイメージしてしまう。
この奥様が一貫して、この少年を家族の一員として幸せにしようと考え、行動する姿は、両翼を広げた懐の深いアメリカ人特有のヒューマニズムが感じられる。
人間の持っている善の心が社会に浸透しないのは悲しいことだ。