わぁ、とっっても良い話だったなー。感動的なスポーツ映画を想像していましたが、その予想を超える温かい物語でした。
暑い夏にホラー映画を観て涼むように
寒い冬はこういう温かいヒューマンドラマを観て温まるのもいいですね。
これが"実話"というのも凄いです！
何かをきっかけに人生が変わること。
誰かと出会って、新しい世界を知って、自分自身も変わって、人生自体が変わって…
人生何が起こるかわからない！ってことを改めて感じました。
主人公のマイケルは悲しい子供時代を過ごしていましたが、〈テューイ家との出会い〉で彼の人生は大きく変わります。
彼らこそ、自分の居場所を作ってくれて、自分の才能の活かし方を見つけてくれた存在。
少しずつ笑顔と口数が増えていく様子から、彼の心の変化も感じられました。
なんといっても、テューイ家のみんなの優しさが良いですよね…！
当たり前のように、マイケルを家族の一員として接しているのが素敵です。
クリスマスカード用の写真も、最初は4人の方を使おうとしていたのに結局マイケルも一緒の方を使ったし、テューイ家＝5人なんだなあって思いました。
最初にアメフトの説明がある通り、アメフトのお話としても良かったです。
アメフトのやり方を上手く掴めなかった彼が、リー・アンの「選手を私たち家族と思って敵から守ってみて」というアドバイスを貰ってから、大活躍をしていきます。
彼の防衛能力高すぎ！
数々の大学からのオファーも絶えず、オファー多い分彼は迷うのですが、そこで珍しく問題事が起きるのです…
最終的な彼の選択に、これがベストだな〜と思いました。
周りになんと言われようとマイケルを守ろうと必死なリー・アンが格好良いし、彼女の夫もマイケル想いで優しい。
テューイ家の長女コリンズをリリー・コリンズが演じています。そんなに出番ないけど、やっぱり彼女可愛いなあ…
あと、SJ（ショーン・ジュニア）演じていたジェイ・ヘッドが可愛すぎる。
特に、SJがコーチみたいにマイケルを特訓するシーンがお気に入りです。
「テューイ家はスポーツ一家なんだ。〜〜僕は何でも万能だし」の得意げな表情が可愛かった。笑
マイケルは"ビッグマイク"と言われてしまうくらい大きい体をしているから、ぱっと見威圧感あるけど、すごく優しい目をしています…！
性格ももちろん優しいです〜〜
テューイ家の一員になってから彼の人生は180度といっていいほど変わりますが、彼が過去の嫌な記憶を思い出してしまうシーンは辛いです。
お母さんに「嫌なことがあったら目を閉じて」って言われた意味も、、、
そんな辛い過去を経験しながらも「blind side」という原題の通り、彼が今まで見ていたもの、生きていたのと逆の人生を歩んでいったし、「しあわせの隠れ場所」という邦題の通り、彼はしあわせを掴めました。
最後に本当のマイケルの映像が流れて、エンドロールで彼とテューイ家との写真が出てくるのですが、良い写真ばかりで最後までハートウォーミングな映画でした！
