風間唯

バルジ大作戦の風間唯のレビュー・感想・評価

バルジ大作戦(1965年製作の映画)
3.0
中学時代にゴールデン洋画劇場で観て以来の再見。ドイツ軍のティガー戦車がアメリカ軍のM74だったり、地形がアルデンヌの森林地帯とはかけ離れていたり、悪天候のはずが晴れてたりとツッコミ所は多々あれど、CGの無い時代にこれだけの物量を投下し、戦車戦を一大スペクタクルとしてフィルムに収めたのは感嘆に値する。
ヘンリー・フォンダをはじめとする役者陣も豪華。ただエピソードを盛り込みすぎてそれぞれに深みを感じられない。その中でもヘスラー大佐役のロバート・ショウは健闘しているが、終盤のあれ、それまで正規陸軍として親衛隊との差異をことさらに強調していたのに勿体ないなと思う。
若き戦車隊隊長らが足踏み鳴らしながら合唱する「パンツァー・リート」のシーンは素晴らしい。それに免じ3点。
風間唯

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