セロリ

木を植えた男のセロリのレビュー・感想・評価

木を植えた男(1987年製作の映画)
4.5
多分、私が今まで見たアニメーションで一番美しい。
1人の男の信念を作る、製作陣から感じる。
ナレーションの声は、この作品に元から参加してたのかと思わせるほどのもので、作品の邪魔をするどころか一体化しているのではないかと思える。心地いい声とともに流れる画の数々に心奪われる。何より人間の無限の可能性を感じ得ざるおえない。
世の中には戦争や政治という派手なことよりも、誰にもスポットライトをあてられないが、1人の功績が誰かの生活を支えることがある。ブッフィエのような人が大切なことを行動で教えてくれる。
日本の景色にはアメリカのような国にはない情緒があると言われる。それをフランスで作られたこの作品に感じたのは私だけではないはず。
とても洗練されていて、流れてくる画はどれも不思議と煩くなく、目に優しいぬくもりを与えられる。
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