こうだい

ワン・デイ 23年のラブストーリーのこうだいのレビュー・感想・評価

2.8
年に1回だけでもさ

実際に会って話せる関係性ってなんか良いよね…


クラスとかの縛りがあれば皆仲良くなる

でもその縛りが無くなった時、その後も会い続ける友達なんて限られてる


だからそういう友達こそ大切にしなきゃね!


そういう「友達」こそ「親友」って言うのかも…

【解説】
男女の23年にわたる恋と友情を毎年7月15日にスポットを当て、ロンドンとパリを舞台に描くロマンチックなラブ・ロマンス!
彼への恋心を胸に秘めているまじめなヒロインを『レイチェルの結婚』のアン・ハサウェイが、彼女の親友で自由奔放な男性を、『ラスベガスをぶっつぶせ』のジム・スタージェスが好演する。監督は、『17歳の肖像』で評価を高めたデンマーク人女性監督ロネ・シェルフィグ。
23年もの間に変化していくファッションや音楽、そして感動のラストに魅了される!

【内容】
エマ(アン・ハサウェイ)とデクスター(ジム・スタージェス)は親友として、23年間一緒に過ごしてきた。愛する気持ちを心に秘めていたエマだったが、ある年の7月15日にデクスターからほかの女性と結婚することを打ち明けられる。そして、何年にもわたる2人の恋の行方を左右する7月15日が訪れる。

1年の1日だけを切り取って、紡いでいく斬新な演出。勿論1年ごとに状況も大きく変わるが、会話に十分な説明が含まれている為、置いて行かれることもない。ただ、ストーリーが少し残念。結構長い間すれ違うストーリーなので、「2人が親友から恋人になるのか」という部分にスポットが当たっていると思っていただけに、ラストの展開が意外過ぎた。1年ごとのストーリーなので、急な展開には慣れるが、ラストはあまりに急過ぎたのだ。悲しさは欠片も無く、衝撃だけが勝ってしまった。中盤まで良い感じだっただけに、ラストの展開が本当に勿体ない。そのせいで、2006年のデクスターと父親のシーンで、父親の説得力と深みのある言葉は、本来なら感動的なのだが、それが薄れてしまっている。これは演出うんぬんではなく、脚本(終盤)がイマイチだと思う。
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