愛の昼下がりの作品情報・感想・評価 - 3ページ目

愛の昼下がり1972年製作の映画)

L' AMOUR L'APRES-MIDI

製作国:

上映時間:98分

ジャンル:

4.0

「愛の昼下がり」に投稿された感想・評価

平穏な生活に侵入してくる異物のうつし方、ドアの開き方、電話の鳴り方がまあ面白い。何気ない発言をずっと後でふと思い出させて、意外な効力を持ったりする組み立てが上手い。服の演出なんか惚れ惚れするし何度も観たい。すごく面白かった。
ロメール「今日は皆さんに真面目な話があります」→闇(病み)ロメール…
minhana

minhanaの感想・評価

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「六つの教訓物語」の最終作。このシリーズでは『クレールの膝』の次に好きです。
昔、一般公開されたようですが、なかなか観れなかった
ロメール「六つの教訓劇」の第6話。

充ち足りた生活をおくっている主人公の前に、
かつて友人の彼女だった女性が現れる。
彼女との関係は一線を越えず、逢瀬は平日の午後に限られ、
彼の職場にも堂々と出入りして、なんとも宙ぶらりんな関係が面白い。
螺旋階段のシーンでエンドでもよかったのでは。

普段、恋愛ものは観ないのですが、不思議とロメール作品は
アッサリして、イヤらしさがないので抵抗なく観れるのが好い。
dailyfroth

dailyfrothの感想・評価

4.0
性癖にもよるだろうけど個人的にはロメール最高のエロさで教訓話らしくひたすら溜めてのトップギアな終盤、しかもその最終話らしい完成度に目眩がする。このシリーズはそこまでの展開がわりと淡白でじらされるところがあるんだけどそれがいかに丁寧な布石であったか後からじわじわと理解されて、間を置いて評価の高まる感じがある。
adam

adamの感想・評価

3.8
いつもなら軽やかでどこか無造作に流されるところに、ロメールらしくないねちっこさがあった気がする。天からの螺旋階段ショットは、こんなにキメッキメなことするのかと逆にギャップ萌えした。結局、最後は軽やかに退けるのだからFinの文字を観た瞬間、観客全体が安堵で息をふっと吹いたのが分かった(笑)。不倫するがむしろ妻の魅力に取り憑かれ、結局は帰るべきところに帰るという、聞き覚えのあるプロット。裸の見せ方と同様に、物語の見せ方が上手いんだな、とやっぱり好きになった。
菩薩

菩薩の感想・評価

4.0
この作品を評する上でどうしても「ジャミラ」というワードを使わざるを得ないのだが、果たしてこの「ジャミラ」が通用する年齢層というのがどこまでなのか皆目検討も付かない、とりあえずジャミラなのだ。そもそも交差点で胸に垂らしたカラータイマーの様なアクセサリーを光らせながら妄想に浸るシーンといい、この作品はロメール版のウルトラマンなのではないか?そしてロメールのウルトラマンは怪獣から地球の平和を救うではなく、自らが倒れて周囲の建物に甚大な被害を及ぼすのでもなく、自らの湧き上がる性欲に抗いながら、この世の一夫一妻制という不条理に立ち向かって行く漢の中の漢なのであるが、結局は「子は鎹」と言うゼットン並に最強理論に打ちのめされた挙句、年子の作成に勤しもうとするわけである。今までとっくりセーターと言えば隠れ巨乳発見アイテムとしての有効性は確認されていたが、まさか貞操帯としての有効性まで兼ね備えているとは思わなかった。顔面に若干の難ありなズーズーのそのシャワー上がりの裸体をバスタオルで拭いてやるシーンについてだが、大事なのは脇の下、乳の下、ケツの間であり、そこをちゃんと拭いてやらないと、特に今の時期はすぐ汗疹になってしまうから気をつけたほうがいい。干渉し合わないのがいいのか、常にくっつきあってるのがいいのか、理想の夫婦の形なんてのは一生分からないが、まぁなんか、みんな上手くやれよなって思う。
紫色部

紫色部の感想・評価

4.0
2017.6.18 角川シネマ有楽町

交差点の真ん中における妄想と現実での会話、薄暗い階段の昇降、扉の開閉と灯の入切、秘書2人が送る視線、シャワー上がりの裸体、などの反復がもう天才的。買わないつもりでいたチクチクするYシャツをいつの間にか着用していること自体のサスペンス、タートルネックを脱ごうとする自分の姿を鏡の前に認めることでハッと我にかえり自身の幻想をもかなぐり捨てる、といったエモい演出にもグッとくるし、腰から下にかけてのどこまでも魅力的なズーズーのボディラインを優しく撫でる、というような、男女が一線を越える直前の最も官能的な瞬間を確かに捉えるロメールの視座もやはり卓越していてヤバい。オデュッセイアのような古典的オチも最高。傑作。「六つの教訓物語」では「モード家の一夜」の次に好き。
K

Kの感想・評価

4.0
ヒッチコックの『めまい』のオマージュ的な表現も垣間見せつつ、結局はまっとうなラストにオトナなロメールを見た。こんなものかね。
ムチコ

ムチコの感想・評価

5.0
後半ぐんぐんギアあげてく感じがすばらしかったなー。
繰り返すドアと鏡の暗示が最後に反転して示すもの。「寝室へ行きましょう」