土平木艮

ソウの土平木艮のネタバレレビュー・内容・結末

ソウ(2004年製作の映画)
4.0

このレビューはネタバレを含みます

あらすじ…満水のバスタブの中で目覚めるアダム。溺死しそうになるが、栓を抜いて無事脱出→暗闇の部屋の中にはもう一人、ローレンスが居た→二人は鎖で足を繋がれ、部屋の両端に拘束されている。真ん中には『銃とテープレコーダー』を手にした男の死体→アダムのポケットの中には『カセットテープ』、ローレンスのポケットの中には『カセットテープとカギと銃弾』→レコーダーを使いテープを再生しヒントを得る。『ゲーム開始』。時刻は10時。6時までに脱出しないとローレンスの妻子は殺される→トイレのタンクの中に袋。中にはノコギリが→ローレンス、犯人に心当たり→連続猟奇殺人の容疑者として取り調べられた経験あり。その真犯人の仕業と読む→真犯人は『生に感謝しない人間に、生の有難みを知らしめる』のが目的らしい→捜査に当たっていた刑事・タップ、真犯人をあと一歩まで追いつめながら取り逃し、同僚まで殺され、精神を病んで警察を辞めることに→ローレンスの妻子、自宅で何者かに拘束される→妻からの電話がキッカケで、アダムがローレンスを嗅ぎ回っていたパパラッチと発覚→アダムを雇ったのはタップだった。犯人はタップと推測するローレンス→しかし、アダムの写真に写っていたのは病院職員のゼップ→ゼップはローレンスの自宅に。時刻は6時、タイムアップ。ゼップ、妻子を殺すつもりが、妻の反撃にあう。そこにローレンス家を見張ってたタップ乗り込む→追跡。監禁場所に向かうゼップ、追うタップ→監禁場所内で、争いの末にタップ死亡→監禁部屋の中、ローレンスとアダムの反撃でゼップ死亡→足をノコギリで切断してたローレンス、助けを呼びに外へ→取り残されたアダムの目の前で、部屋の真ん中にあった死体が立ち上がる。この死体が真犯人。正体は、ローレンスに末期癌を宣告された患者・ジョンだった→『カギはバスタブの中だ』と言い残し、部屋を去るジョン。でも、カギは排水口に流れてしまっていた。暗くなった部屋に響くアダムの悲鳴。




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なるほど、『ドンデン返し』と言って良い結末。

途中、イマイチ『出来事の間の繋がり』がハッキリ見えずモヤモヤした展開が続く。
それがラストで一気に回収される。ここの『爽快感』があるからこその高評価、続編制作、といった感じ。


でも『よく8時間も死んだフリ出来たな』という感じはする。

『俺は生きたくてもいきられないのに!生を無駄にしてるヤツにお仕置きだ!』と言う、真犯人・『ジグソウ』ことジョンの考え方と行動。
これに反論するカタチでの『独善的考えの押し付けは大迷惑』『自分の価値観に固執するのは良くないよ』とのメッセージなのか?よく分からない。





ダニー・グローバーが怪しいぞ→やっぱりダニー・グローバーが犯人か→あら?ダニー・グローバーは良いヤツか?…なんて具合に、全く推理が当たらず。

推理が当たったのは『ローレンスと看護師はデキテルな』と睨んだトコだけだった。
土平木艮

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