Ryu

ソウのRyuのレビュー・感想・評価

ソウ(2004年製作の映画)
3.9
SAWシリーズ第一作目。

みんな大好きデスゲーム。この厨二感満載の世界観がたまらないですね(笑)。
こんなプロットの作品って今や色々ありますが、今作 2004年の作品ということはこういうタイプの元祖的存在だったんですかね。
単純に設定がおもしろいんですが、それだけでなくテンポよくも二転三転する展開が続いていき、見入ってしまいました。
基本的にはワンシチュエーション、登場人物も少なくて典型的な低予算作品ですが、発想を生かした脚本がとてもおもしろいものでした。事件の背景のシーンが盛り込まれているのも単調なワンシチュエーションでは終わらせてないって感じでよかったです。この回想シーンとかで色んな予想を立てれたりするのもおもしろかったと思います。
何が何だかわからなくて先が見えなくてどんどん追い詰められていく精神的な恐ろしさと、スプラッターまでとはいかないけどまぁまぁなグロさやちょくちょくあるビックリさせてくる演出など物理的な恐ろしさにとても引き込まれました。
そしてあのラスト。コレ系が大好物の自分にはたまりませんでした(笑)。エンディングへの入り方もけっこう好き。デカい一発を喰らった余韻がいい具合に効いてきます。
アダム役の人が脚本のリー・ワネルだということを鑑賞後に知って驚きました。中々の好演だったと思います。
低予算ながら大ヒットを記録して、こりゃ色んな意味で続きつくりたくなるでしょうね。続編もちょっと気になります。
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