電気羊

機動戦士ガンダム0083 ジオンの残光の電気羊のレビュー・感想・評価

4.0
ニュータイプが出てこない主人公とヒロインの公私混同が激しいラブストーリーガンダム。

ファーストガンダムとZガンダムまでの時間を埋める一年戦争終結後が舞台。
ギレンを信奉するデラーズフリートがジオン再興のため、軍事力を集結し暗躍していた。
その頃、勝利の余韻に浸り規律の緩んだ連邦軍では、ジャミトフハイマンの傘下でバスクオム主導の元ティターンズの編成が進行中であった。

工学科専門のお坊ちゃんコウ・ウラキは、連邦軍に入隊しモビルスーツ・パイロットになる。そこで知り合ったアナハイムエレクトロニクスのモビルスーツの女性システムエンジニア、ニナ・パープルトンと知り合う。

二人は最新型のガンダム01、ガンダム02を通じて交流するうちに、いつしか恋愛関係に。
だが、かつて「ソロモンの悪夢」と呼ばれたジオン軍の敏腕パイロットデラーズフリートのアナベル・ガトーによりガンダム02を奪取されてしまう。このガトー「義に依って生きる」とか「鎧袖一触」とか、セリフ回しがいちいち侍ぽいのがウケる。

デラーズフリートに雇われたジオン軍の女傑シーラ・ガラハウのゲルググの攻撃を受け大破する01だったが、ニナとアナハイムの技術力を得て修復を受ける。核ミサイルを搭載した02を取り戻すため、コウとニナはパートナーとして、デラーズフリートとのモビルスーツ戦を勝ち抜いていく。
戦いが進むうちにデラーズフリートが、連邦軍の拠点基地であるア・バオア・クーへの核攻撃を実行する。
ガンダム01と02は一騎打ちの結果、両機とも爆発大破してしまう。

ガトーは、ジオン軍のモビルアーマー「ノイエジール」に搭乗し、最終ミッションであるコロニー落とし「スターダスト計画」を発動する。
コロニー落としを阻止するため、コウはガンダム03のモビルアーマー「デンドロビウム」で出撃。
コウとガトーは、雌雄を決するべく再度一騎打ちを繰り広げる。ガトーは、交戦中、一時、無人となった司令部へ戻るが、そこへニナが単身乗り込んでくる。なんとガトーとニナは以前の恋人同士で会った事実が判明する。ニナは今彼コウと元彼ガトーが殺し合うことに耐えられず、二人の対決を止めに来たのだったが、そこへコウが現れる。二人の男の間で、ニナが選んだのは元彼のガトーだった。

失恋のショックから癒えないコウは、再度モビルスーツに乗り込みガトーと一騎打ちするが、ノイエジールの前に敗れ去り意識を失う。

意識を取り戻したコウは、なぜかガトーが自分を殺さなかったことに疑問を抱くが、ニナを失った悲しみから03のビームライフルを乱射。
軍法会議に掛けられ1年の懲役となる。

ラストシーン。服役後の地球でコウは、ニナと再会。ニナは何事もなかったかのようにコウに微笑みかけるのであった。

ジオン軍兵士として面白かったのでBlu-ray買おうかなってなった。
唯一の欠点は、主人公の髪型が、帽子を被った後みたいなぺったんこだったのが何ともダサかった。
電気羊

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