ジャッキーケン

ミーン・ストリートのジャッキーケンのレビュー・感想・評価

ミーン・ストリート(1973年製作の映画)
3.5
まだスコセッシがメジャーになる前に作られたクライム映画
黄金コンビとなるデニーロと初めて組んだ作品でデニーロが扮するジョニーボーイの演技が凄い
借金を背負ったデニーロがどんどん狂っていくのがジワジワくる
ハーヴェイカイテルと映画を見るシーンが「タクシードライバー」のポルノ映画鑑賞と同じ姿でおもしろい
本作におけるジョーペシな役割を担う

特にデカイ展開は用意されていないし人によっては退屈に感じると思います
まだ発展途上なスコセッシの実験的な映画とも言える
唐突なバイオレンス、印象的な長回し
トイレでの拳銃の襲撃の容赦のなさは「タクシードライバー」っぽさがある
スコセッシ好きには名作を見てから本作を見ることを勧める

借金は早めに返すべきだと思える映画